ヨーガのやり方と注意

 

埼玉ヨーガ禅道友会 前会長

角田照子

 
 忙しく一所懸命に働き、還暦を迎え、ふと自分の体にしのびよる不調、衰えを感じた時はぜひヨーガでリフレッシュをなさって下さい。体はよみがえってゆきます。
 

■ヨーガをはじめられる方へのアドバイス

①ヨーガ体操は無理をしないこと。きつく力を入れ激しくしないこと。
②ヨーガはスポーツのように技や記録を競い合うものではありません。上手、下手は気にしないでマイペースでやります。「私は体が硬くて…」と躊躇なさる方がいますが、硬い人や下手な人の方が効果があります。憶せず、あきらめずにおやり下さい。
③易しい体操で良いのです。体操の動きに心を差し向け、その動きに吸う息、吐く息をつけ、ゆるめることを大切にします。緊張はゆるめるための手段です。中国の太極拳の動きと似ています。
④1つのポーズができたら、そのポーズを保持します。ポーズによって保持する時間は異なります。これが他の健康体操と違うところです。保持している時は意識を体の内面に差し向け、体を観察し、体の声を聞いて下さい。ですから自分の体がよくわかってきて体とのつき合い方が上手になり、病も未病の段階で気付き、大事にならずにすみます。
 ですからテレビを見たり、音楽を聴いたり、人と話をしながらやるものではありません。
⑤体操で体を動かし、筋肉を伸ばし深めてゆく時は吐く息を使います。吐く息は自律神経の副交感神経に働き、それによって関節、筋肉、靱帯がゆるみやすいのです。そうして心と体をゆるめる方へといざなっていきます。
⑥体操をしていて痛みを感じた時は、その痛みは普段使わない筋肉、関節などを動かしたために痛むのか、あるいは体にいやな症状があって痛むのかを見極めて下さい。心地の良い痛みは良いのですが、いやな痛みの入る時はやめて下さい。そのためにも上の空でしないことです。
⑦ヨーガ体操は人に助けてもらったり、道具を使ったり、反動をつけて行ったりしません。体にききながら行います。
⑧体操が終わったあと、疲れが残るのはやりすぎか、正しいやり方をしないからです。初心者、高齢者は物足りない位が良いのです。慣れてきたら少しずつ体操の数を増し深めてゆくと良いでしょう。ヨーガが終わった後は爽やかで心地の良いものです。その心地よさにひたりたくて続いていきます。
⑨最後に一番むずかしいのは「毎日行う」ことです。「気まぐれヨーガ」「たまたまヨーガ」では期待した効果が得られません。
 どうかヨーガで健康のよろこびや心のやすらぎを自己実現し、ヨーガを生きてゆく支えとして下さい。

 
 
 
 

■この体位はすぐに出来るものではありません。
■でも、易しいヨーガをやり続けることによって、いつかは出来るようになるのです。
■途中で断念することなく、健康のために続けて下さい。