手の基本体操(4)

前埼玉ヨーガ禅道友会会長

角田照子

 
 手の基本体操は、故佐保田鶴治先生がおつくりになった体操で「4つ」から出来ている良い体操です。今回は最後の「4つ目」です。
 

胸を開く体操

 

【やり方】

 「山の体位」で立ちます。
「山の体位」はつま先を揃え、両ひざをつけひざ裏を伸ばし腰を立てます。両腕は肩の力を抜き体側にそわせてだらりとさげます。あごをやや引き、目をあけ目線をきめます。山のようにどっしりと安定した立ち方です。
 立った体操はすべてこの「山の体位」から始まります。
①山の体位で立ち、つま先を60度くらい開きます。息を吸いながら両腕を体側から少し離し手の平を前に向け、指を充分に開きます。吐く息でゆっくり両手の平を胸にもってきます。(イラスト①)
②息を吸いながら合掌の手を肩の高さでまっすぐ前に伸ばします。吸った息を止め、両腕を伸ばしたままで合掌の手を胸にもどし、手の指をよく開きます。
③開いた指を閉じ、息を吸いながら合掌の手を頭の上に伸ばし、中指をつき合わせにします。次に吐く息で左へ上体を傾け、右側面を伸ばします。(イラスト②)
 次に吸う息で上に伸ばし、吐く息で右へ傾け左側面を伸ばします。吸う息でもどり、次に両手の指を組み合わせひっくり返し上に伸ばし、その組み合わせた手を見上げます。(イラスト③)
④吐く息で組み合わせた両手をうなじに当て、息を吸いながら胸と両ひじを広げます。
 息を吐きながら両ひじをゆっくりあごの下で合わせます。(イラスト④)
 この時、うなじで組み合わせた両手の親指をできたら話さないようにします。あごをあげ気味にすると両ひじを前で合わせやすくなります。
⑤呼吸に合わせてゆっくり3回行います。両手の組み合わせた指を解き、手を肩から胸へと静かにおろし体をゆるめます。
 

【アドバイス】

①手の体操は動きがこまやかで複雑です。初めのうちは呼吸と動きを規制しないで行い、慣れるにつれ呼吸と動きが自然に一致するようにするとよいでしょう。そうなると呼吸が動きを誘ってくれてやり易く深まりと充実感を感じます。
②手の指先、手首、肩の動きに心をさし向け動きによってどんな刺激が入ってくるか、又そのあとゆるめるとどんな興奮が湧き上がってくるかを感じながら行って下さい。

イラスト①

イラスト②


イラスト③

イラスト④